パソコンの故障とバックアップ(2)

バックアップソフトが普通のアプリケーションと違うのは、使えなくなったときが、使いたいときというところ。つまり、パソコンが動かなくなって使えなくなったときに、それまでバックアップしておいたデータを使える形に戻すのが、バックアップソフトの役目だ。本当は、バックアップソフトというより、リカバリーとか、リストアソフトと呼んだ方が、いいのかもしれない。 ソフトや、ハードディスクの故障  パソコンは、パーソナルコンピュータの略語だが、パーソナルといっても、コンピュータの便利さと、危うさは持っている。パソコンが動かなくなる原因は、いろいろだ。たとえば、Windowsに代表されるOS(オペレーションシステムの略)は、人間と機械の間を取り持つたくさんのプログラムの集まりだが、OSのどこかが壊れると、パソコンが立ち上がらなくなる。これは、ソフト的な故障の代表だ。   ハードの故障の代表的なのは、電源トランスの故障。簡単なものは、トランスのヒューズが飛ぶと、電気が流れなくなるので、止まってしまう。古くなったコンデンサが壊れることもある。コンデンサがパンクして、煙が出たりする。パソコンの中心を担っている演算用のIC(CPU)や、画像を出すためのICとか、データを出し入れするICとか、メモリーなどを取り付けたり、パソコンを動かすための配線をプリントした基盤を、マザーボードという。このマザーボードのどこかの部品が壊れても、動かなくなる。先に言ったハードディスクドライブ(HDD)の故障も、代表的な故障の一つだ。  パソコンが動かなくなっても、使っている人には、どこが壊れているのかわからない。どこの故障かは、見当をつけて、その部品を動くものに付け替えて、パソコンが動けば、そこが故障していると考えたりする。 1台だけでは、どこが故障か見つけにくい  1台しかパソコンがないと、動いている部品と、故障かもしれない部品を取り替えて動かせない。同じような機種が2台以上あれば、動いている方から、故障したと思われる部品を取り出して、動かなくなった方につけてみて、それで動けばそこが悪いというのがわかる。だから、欲を言えばパソコンは2台以上持って、できれば自分で組み立ててみるのがいい。テレビなどではなかなかこうはゆかないが、パソコンはユニットが分かれていて、コネクタでつながっているので、部品を調べやすいし、組み立てもプラモデルより簡単だ。  バックアップソフトが役にたつのは、ソフト的な故障とか、HDDの故障で、パソコンが使えなくなった時だ。ソフト的な故障といっても、ソフトは、HDDに入っているので、HDDの故障がバックアップソフトの対象になる。バックアップは、主にデータをリストアするためにある。OSや、仕事をさせるためのアプリケーションは、もともとCDや、DVDなどに入っているので、故障を直してから、入れ直せば(再インストールすれば)いい。でも、子供の写真や、動画、住所録などは、一度なくなると、取り返しがつかないことがあるからだ。  普段から、写真や動画、その他、大切なデータは、CDや、DVDに書き出してとっておく人も多いだろう。ただ、データは、どんどん新しいものが入ってきて、メディアに書き出しても、すぐ古くなる。最新のデータは、書き出してないことが多いし、データをメディアに毎日書き出すのはほとんど無理だ。では、どうするのか。【つづく】

パソコンの故障とバックアップ(3)

できるけれども、バックアップをしていないのは、面倒だから  バックアップソフトがない頃は、このデータをこちらに移すというのを、自分でいちいちやっていたものだ。今でも、それほど頻繁にパソコンを使わなければ、Windows付属のソフトで、定期的にバックアップをとっておいて、パソコンが壊れたら、直してから、そのデータを戻せばいいという考えも成り立つ。たとえば、OutlookExpressをメール用に使っているなら、メールのデータをまとめてとってある場所からデータをコピーしておいて、新しくOutlookExpressを入れ直した時に、データのある場所に戻してやればいい。  ちょっと長くなるが、手順を書くと、OutlookExpressを開いて、上に出るメニューバーのツールを選んで、次にオプションを選ぶ。次にオプション画面のメンテナンスと書いたタブを選ぶ。すると、メンテナンスタブの中身が出るから、保存フォルダをクリックすると、OutlookExpressに必要なデータがとってるところが出てくる。それをコピーしておいて、エクスプローラからそこを開くと、データのまとまったものが見える。たとえば、「送信トレイ.dbx」などと書いてある。いくつかあるので、全部コピーしてとっておく。それを、新しくOutlookExpressを入れたときに、新しい保存フォルダのある場所に貼り付ければ、データは元通り、使えるようになる。  これを、データが変わるごとにやれば、いいわけだ。ほかのソフトも、だいたい同じようなやり方で、どこにデータをとってあるのかがわかれば、同じようなやり方で、バックアップは、できる。しかし、「できる」というのと、「やっておく」のは違う。最新のデータをいつも書き出しておくのは面倒で、できるけれども、やっていない。という人がほとんどだろう。 自動バックアップソフト  この2年ぐらいで、個人用でも、自動的にデータをバックアップするソフトが出てきた。はじめは、同じパソコンの中のHDDの別の場所に、データを書いていた。それではHDDが機械的に壊れたときに書き戻せないので、もとのパソコンのデータが書き換わるごとに、外付けのHDDや、LANでつなげたほかのパソコンのHDDに、データを書き込むことができるようになった。 PJのパソコンが動かなくなった  最近あったPJ自身の例を恥ずかしながら書いてみる。突然パソコンの画面が真っ黒になって、Windowsが立ち上がらない。もう1台のパソコンにHDDを取り付けると立ち上がるので、HDDは大丈夫。マザーボードかなと思って、新しいマザーボードを買ってきた。マザーボードを取り替えても、立ち上がらない。ということは買ってきたそのマザーボードが壊れているのだろうと、もう一度パソコンショップに行って、そこで調べてもらうと、マザーボードは壊れていないことがわかった。    HDDのどこかが悪いのだろうと、パソコンをつけたり消したりしているうちに、電源が故障。電源を買いにまたパソコンショップへ。電源を取り替えても、やはり動かない。そうこうしているうちにHDDのMBR(マスターブートレコーダ=HDDを動かすときに、パソコンが最初に読みに行くところ)が壊れたのかなという、妄想にとりつかれた。そこを直してとかやっているうちに、HDDは、本当に動かなくなってしまった。さあ、HDDを新しく買ってこないと、というわけで、またパソコンショップへ。  あたらしいHDDを入れても、画面がでないので、マザーボードを、一番単純な構成にして、一つ一つの部品が動くかどうか確かめてみる。本当は、故障の時は、これを最初にやらないといけないのだが、面倒なので、過去の経験から勝手に原因を考えて動いたのが、出費のもとだ。  一つ一つ付け替えていると、画像をディスプレイに出すためのグラフィックボードという部品がだめなのかもと言うことがわかって、動いているもう一台のパソコンから、グラフィックボードを持ってきてつけてみると、見事に立ち上がる。なんと、マザーボードでも、HDDでもなくグラフィックボードが原因だった、ということで、またパソコンショップに行き、グラフィックボードを買ってきてようやく動くようになった。その頃には、HDDは本当に使えなくなっていた。新しいHDDにWindowsを入れ、いろいろなアプリケーションを入れ直して使う準備はできたが、70ギガバイト近いデータの入ったHDDは、完全に動かない。 確か1年ぐらい前にバックアップソフトを入れたっけ  ああ、バックアップソフトを入れておいて良かった、と思う。だが、だいぶ前に入れたので、どんなバックアップソフトだったか、すっかり忘れている。そこで、マニュアルを読もうと思う。ところがマニュアルをどこにおいたのか探さなければならない。なんとかマニュアルを探して、よく見ると、バックアップの仕方は、いろいろと書いてあるが、HDDが完全に壊れたときのリストアの仕方は、読んでもよくわからない。  というわけで、サポートに連絡する。サポートの電話は、普通なかなかつながらない。ようやくつながると、IDとか、シリアルナンバーとかそのソフトの正規のユーザーかどうかを確認される。その担当者がマニュアル通りにしか返事ができない人だったりして、いらいらしながら、もっとわかる人に変わってもらいたいと、怒りながら頼んだりする。ようやくわかる人に変わってもらって、今の状況を説明する。あーでもないこーでもないと説明して、ようやくもう1台のパソコンにとっておいたバックアップデータから、直したパソコンにデータを戻すことができた。それは、バックアップソフトがHDDの完全な故障でも、元に戻せるように、最新のデータを書き込んでくれていたおかげだ。バックアップソフト万歳!  マニュアルに、リストアが必要な場合を細かく分けて書くとか、何か一覧表でもつけて、こういう故障は、こういうリストアでとか、どうして書いてくれないのだろう。と思いながら、古いHDDをすっかり消して、使えるようにしたり、結局壊れていなかったマザーボードを箱に詰めたり、修理にかけた時間を数えたりして、結局、直すのに、1週間以上かかっている。その間も、もう一台のパソコンがあったから、普通に、仕事もコミュニケーションもできた。1台ではこうはゆかない。  ハード以外に、使ったソフトの名前をあげると、バックアップソフトに、オートセーブ2、HDDの完全なクリーンアップに、HDデータクリア2、オフィスデータの修復に、ファイナルデータ3など。バックアップソフトは、最近どんどん良くなっているようだ。HD革命バックアップもなかなか良さそうだ。3月にはNetJapanが、個人向けのバックアップシステムを出すと、Net&Com2006で言っていたし。  車なら壊れれば修理に出して、代車を借りれば何とかなるが、パソコンのデータを借りるわけにゆかないだけやっかいだ。その割に、車よりもずっと壊れやすいのがパソコンだ。何にしても、パソコンのデータは壊れるものだから、本当に大切なデータは必ずバックアップしておくべきだ。バックアップソフトを買うときは、どういう故障が起きるのかを考えてこういう故障が起きたときに、どうすればデータを戻せるのかと言うことを、ショップの詳しい店員に聞いてから買おう。  しかし、パソコンやソフトの説明書はもう少しわかりやすく書けないのだろうか。どうすればわかりやすくなるのかを、そのうち考えてみたいと思っている。【了

一度感染したら再セットアップしかない恐怖のウィルス「W32/Virut」とは?

ほとんどのコンピュータウィルスは、対策ソフトで駆除すれば、システムは元通りになって普通に使えるが、例外もあるようだ。 IPAが注意を喚起しているW32/Virutは、感染前に発見はできるが、一度感染すれば、被害範囲がつかめないため、OSの再セットアップを余儀なくされるという厄介なウィルスだ。 ウイルスの被害を受けてしまった場合、パソコンを正常な状態に復旧させることは非常に困難だ。また、たとえウイルスの駆除が成功し、正常に復旧できたとしても、W32/Virut は駆除されると別のウイルスに変化し、利用者の気付かない所で、さらに他のウイルスをダウンロードしようとする機能があることも確認されている。 対策としては、ウィルス対策ソフトのパターンファイルを最新のものにして、水際作戦で落とされるのを防ぐことである。もし、一度感染してしまったら、ミュータント的に形態を変えるため、どこまで被害が広がっているのかつかめないのだ。 したがって、パソコンのハードディスクを初期化して、一からセットアップする必要があるのだが、最近のパソコンはリカバリーCDが付いていないことが多く。OSのCD-ROMから環境再構築をするとなったら、丸一日はつぶれてしまうだろう。 このウィルスへの対策だけではなく、ハードディスクのクラッシュ等に備えて、購入初期状態のイメージを保存したリカバリー用のメディアを作っておくことが推奨される。 かつてはCD-ROMにイメージを焼き付けるのが主流だったが、現在は初期状態の容量も大きいので、外付けのハードディスクにイメージを保存しておくのがよい。市販のハードディスククローニングツールを使用すれば容易にバックアップイメージが取れる。 そして、もちろんウィルス対策ソフトのパターンファイルは最新にしておくことも極めて重要である。

よくやってしまう失敗

2004年の一年間、遠いカナダへ語学留学に行った 英語の勉強をしに行ったけど、一人で旅行した経験やたくさんの人と出会えた事は生涯とても大切な思い出となって残ると思う 自然がキレイな場所で写真を写すのは、カメラの質に関係なくと~~~ってもキレイな絵のように写される カナダにいる間、思い存分写真を写しまくったけど帰る時にCDに入れたつもりが何故か入ってなかった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 他の外付けハードディスクにでも、バックアップしていれば良かったのに もう二度と戻る事の出来ない、あの思い出が一瞬で無くなってしまった 大切なデータ=写真=思い出が、パアーに でも、無くなってしまったものはしょうがないもの これから、もっとたくさんの素晴らしい思い出を作って、同じ事を繰り返さないようPositiveに考えよう

データ破損・消失を防ぐには

まずは、バックアップ... こう言うと、「当たり前でしょ」とおっしゃる方もいると思いますが、意外と知られていないんです。実際のお客さまの問い合わせの中でも、「パソコンから外付けHDDにバックアップしたんだけど、そのHDDが突然動かなくなった」という故障をよく聞きます。 こちらから「バックアップしたデータなら、元のデータは無いのですか?」とお聞きすると、中には「何でそんな聞き方をするのか!」と怒り出す方もいるのです。 バックアップとは、"データを2箇所で持つことによって安全を確保すること"で、パソコンのHDDが一杯になったから、別のメディアに保存して元のデータを消してしまうのは、バックアップではないのです。 しかし、バックアップの言葉の意味を正確に理解されていない方が、ときどき見受けられます。 ハードディスクは故障する パソコンの故障の中で、一番の原因になっている部品は何だか知っていますか? 実はハードディスクなんです。 実際にパソコンの修理をしている業者と話をすると、パソコンの修理で持ち込まれるもののうち、ハードディスクの交換を必要とするものが約半数を占めるのだそうです。ですから、大切なデータはバックアップ(2箇所に保存)することが必要なんです。 それでは、ハードディスクの故障を防ぐためにはどうしたらよいのでしょうか? 実際に弊社に持ち込まれたときに、ユーザーから直接聞いた情報、私が実際に経験したことなどを含めて紹介しましょう。 「ハードディスクの故障と温度の関係」は存在しない、などと報告されているようですが、実際にデータ復旧サービスを行っている私たちの所に依頼いただく件数は、夏が多く、冬が少ないの実情です。 最近では、世界統計でもノートパソコンの売上台数がデスクトップを越えたようですが、ノートパソコンはどこにでも持ち運んで使えるので、ベッドの上でネットを見たり、メールをチェックしたりする人も多いと思います。 最近のパソコンに使われているCPUは発熱量が多いため、冷却ファンが付いており、起動時にファンの回るものが多いと思います。そのパソコンを、ベッドの上で使っていて、排気口を毛布やシーツで塞いでしまったら、内部温度が上昇し、たいへん危険です。

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